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2022.05.2UPDATE

緊張は悪いことではない。試合でのメンタルの作り方

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1 緊張は悪いことではない。試合でのメンタルの作り方

皆さんは、試合になると緊張して、練習では出来ているプレーが出来なかったり、失敗してしまうという経験をしたことはないでしょうか?今回は、そんな皆さんに試合で緊張しても結果を出すための方法をお伝えします。

 

1-1 緊張することは悪いことではない

まず皆さんにお伝えしたいことは、緊張=悪ではないということです。良い結果を出している選手が全く緊張をしていないかというと、答えはNOです。なぜなら、良い結果を出すためには、適度な緊張が必要だからです。

 

1-2 トップアスリートも緊張している

私のプロ野球選手としての経験をお伝えすると、年間140試合以上の試合をこなすプロ野球選手も、試合前やプレー直前には毎試合緊張をしています。チームの顔として歴史に名を残すような成績を残している選手、侍ジャパンの監督として日本を世界一に導いた監督の現役時代も例外ではありません。

 

1-3 私自身、緊張をするとミスをしてしまうと思っていた

私自身、すごく緊張してしまう選手で、若手の頃は緊張をすると、良くないプレーをしてしまうという思い込みがありました。しかし、経験を重ねていく段階で、一流プレーヤーも試合前やプレー直前に緊張してソワソワしていることに気がついたのです。

 

1-4 どれだけ試合を経験しても緊張はする

私は、長年プロ野球で成績を残し続けている先輩に「毎日試合に出場して素晴らしい成績を残し続けている選手でも、緊張するんですか?」という質問をしました。すると、「どれだけ試合に出場しても、毎試合すごく緊張をするよ」という答えが返ってきました。また、別の選手に話を聞いた時には、「緊張感があるから成績が残せる。緊張しなかったら良い成績は残せていないと思う」という話も聞きました。

 

2 緊張するからこそ良い成績が残せる

適度な緊張をすると、ゾーン状態になれます。良い成績を残す選手は、緊張感があるからこそ良い成績が残せることを経験から知っているのです。また、スポーツとは関係ない話ですが、元アナウンサーの方と話す機会があった時にこんな質問をしました。「毎日テレビで原稿を読んでいるアナウンサーでも本番は緊張するんですか?」と。帰ってきた答えは、「手汗で原稿が湿るくらい緊張をします」とのことでした。

 

2-2 緊張に対する認識が違う

緊張=悪と捉えている選手は、緊張をするとミスをすると考えます。しかし、良い成績を残している選手は、緊張しないと良い成績が残せないと考えているのです。それはなぜかというと、過去の経験が影響しています。

 

2-3 緊張に対する経験

緊張するとミスが起こると思う選手は、過去の経験から、失敗をしたくないことを考えます。失敗をしたくないことを考えて、失敗したことを思い出し、必要以上に緊張をしてしまうのです。逆に、良い成績を残している選手は、成功させたいプレーを考えます。失敗した時のことも考えますが、それ以上に成功させたいこと=目の前のプレーに集中しているのです。これが、程よい緊張につながります。

 

3 試合で結果を出せなかった私がどうやって緊張を力に変えたのか?

試合で結果が出せなかった私も、失敗した時のことばかりを考えてしまい、緊張して力んだり、ガチガチになってミスを繰り返していました。しかし、いろいろな選手に話を聞き、いろいろな経験をして、ある時から失敗したくないことを考えるよりも、成功させたいことを考えることで適度な緊張を感じることができるようになり、緊張する場面で結果を残せるようになっていきました。

 

3-1 成功したプレーの後のことまで考える

また、私の場合、成功した後のことまで考えるようになりました。成功した後のこととはどういうことかというと、例えば、チャンスの場面で打席に立ったとして、ヒットを打ってランナーを返した後、ベンチに戻ってチームメイトとハイタッチをすることまで考えるのです。そうすると、より一層心地良い緊張を感じることができるようになって、成績も上がっていきました。

 

まとめ

今回は、緊張しても試合で結果を残すための方法をお伝えしました。緊張をする場面はたくさんあります。それは、一流の選手もそうでない選手も同じです。今回の記事で、皆さんが緊張を感じている中で、結果を残してもらえたらとても嬉しく思います。

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